2010年10月22日

四十九日のレシピ

四十九日のレシピ



図書館に予約をいれてから数ヶ月、
忘れたころにやってきた本。

四十九日のレシピ / 伊吹有喜著


最近読んだ本の中で、
いや、今年読んだ本の中で、
一番心に響いた一冊。



妻に先立たれ気力を失っていた夫の元に
妻の教え子だったという女の子が現れる。
妻から渡されていたという「レシピ」を持って。

自分の四十九日の法要には、
このレシピでお料理を作って宴会をしてほしいというもの。

その他にも、
残された家族がいままで通りの生活ができるよう
愛情の込められたレシピが準備されていた。



読み進んでいくうちに、
止まらなくなり一気に読んでしまったのだが、
終盤には胸の奥にグッとくるものを抑えられず
涙が止まらなかった。
悲しい涙ではなくて、心が温まる涙。

それを見ていた夫も読んでみたいといい
これまた一気に読む。

夫も涙ながらの読書。



たまに夫婦で
オレが先に死ぬ、いや私が・・
みたいな話しをするのだけど
本当のところはどうなるのかわからない。

でも、どちらが先に逝ってしまっても
残された者をおもう気持ちのある夫婦で
これからもいられたらと思う。


四十九日のレシピ

2011年早春にNHKドラマ化決定!







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Posted by hal at 09:39│Comments(3)
この記事へのコメント
死というものが少しわかるようになった義父との別れ(halさんもでしたよね?)
私はそれまで残されたくないって思っていたけれど
今は残したくない気持ちの方が強いです。
読んでみたい本リストに入れさせてもらいます!
だた4月から読み終わってない本がぁーーーーまだ(^_^;)
Posted by ひよこひよこ at 2010年10月22日 11:08
わぁ、なんだか素敵なお話ですね
私も読んでみたいです
明日、図書館行ってみようかな

halさんのブログ見てこの本探しにきた人に
遭遇するかもですね(^^;
Posted by みかきょん at 2010年10月22日 12:09
*ひよこさん

身近な人が亡くなると、
いろいろ考えてしまいますよね。

うちはダンナがもう48歳だし、
出会ったころは、飲み過ぎで身体がボロボロだったので
ほんと、大丈夫かな?って感じだったんですよ。
結婚して、飲みにでかけなくなった分
とても健康になったけど。
これでも飲んでないほうなんです(笑)。

私も最近は、
私が後から逝ったほうがいいかなと思っています。

この本、まだ予約がたくさん入ってたと思うので
いまのうちから予約しておいたらちょうどいいかも!




*みかきょんさん

本当にジーンとくるお話しでした。
ぜひ読んでみてほしいな。

ただ、まだ予約が入ってたと思うので
図書館のホームページで予約状況を調べてから
探しにいったほうがいいと思います!
Posted by hal at 2010年10月22日 17:01
 
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