陣痛から出産まで

hal

2012年03月26日 13:08




前の記事のつづき

3月8日
21:30頃

病院に到着後、内診を受ける。

陣痛は始まっているものの
やっぱり子宮口の開き具合はまだまだのよう。
だが、破水の診断で陽性。
えっ?いつの間にか破水してたの?

破水していなければ、
いったん自宅待機になるところだったけど、このまま入院。
破水したら、24時間以内に出産しなければとのこと。
ってことは、もうすぐわが子に会えるのね。


23:00頃

これから陣痛がもっと強くなる前に、
少し何か食べておいたほうがいいよ。
糖分を摂ると陣痛がきやすくなるみたい。
と助産師さんから言われて、
夫をコンビニに走らせる。

数分後、
片手にシュークリーム
もう片手にフルーツミックスジュース。
うぅ、甘い。

食べながらも「あいたたー」と陣痛はやってくる。
でも東京の友にメールする余裕あり。

いま考えたら、
このときの痛みなんて・・
まだ楽しめたもんなぁ。


それにしても、
破水したのに、なかなか降りてこないわが子。
実は私の破水ったら、高位破水だった。
子宮口から遠い卵膜の上が破れてたらしい。

ということで、
朝、先生の内診の結果で人口破膜になるかもとのこと。
とにかく朝まではこのまま陣痛と闘う。
夫は隣でいびきとともに熟睡。
まぁ、これくらいが焦らなくてよい。


まだまだ長くなりそうなので
お時間ある方はつづきをどうぞ。↓


一睡もできず朝を迎える。

7:30頃(だったかな)

朝食が運ばれてくる。
さすがに食欲はいまいち。
飲み物、ヨーグルト、フルーツだけいただく。


9:00頃

先生の内診にて人口破膜決定。
そのあとすぐに破膜。
痛みなし。

その後、陣痛は強くなるも
なかなか4分間隔くらいから進まず
ひたすら陣痛がきたら「フーフー」と息を吐く。

その間ずっと助産師さんが腰をさすってくれる。
これがとっても上手で助かった。

陣痛がおさまってる間は、
夫と助産師さんと研修医の先生とで楽しく雑談。
沖縄話とか酔ったときの武勇伝とか(笑)。
とてもリラックスして過ごせた。


気づけばお昼。
お昼ごはんが運ばれてきた。

食欲ゼロの私の代わりに、
夫がペロリと召し上がる。
しかも、私が苦手なまぐろ丼。
夫は好物なのでちょうどよかった。


それにしても、
陣痛の間隔はまだ縮まらず。
子宮口も残り2センチがなかなか開かず。
どうなってんの?

午後になり、
さすがに夕方までには産んだほうがいいね
ってことで最後の手段の陣痛促進剤決定。

これ、辛いんだよね。
けど、待つのも辛い。
打っちゃって打っちゃって!

14:30頃

促進剤の点滴開始。
15分後くらいから効きはじめる。
いままでの何倍もの痛みがやってくる。
これかぁ。たしかに辛いわ。

陣痛の間隔もどんどん短くなってくるので、
そろそろいいんじゃない?と思って時計を見ても
なかなか時間は進んでいない。
あと何度この陣痛を乗り越えたらいいのか・・

「フーフー」と息を吐くのも精一杯。
いつしか「フゥゥゥーフゥゥゥー」と叫んでいたような。


16:00前

やっと分娩台への入場が許される。
よーし、思いっきり息むぞー!
と心の中で気合をいれる。

分娩台に設置され、
はい、いいよー息んでー
の掛け声とともに思いっきり爆発。

はい、上手だよー
の言葉にのせられ、更に息む。

もういいよー
頭が出てきたよー
「フッフッフッ」って息を吐いてー
えっ?もう終わり?
と思ったら、肩でつかえるわが子。
肩幅も夫似なのか。

はい、もう一回息んでー
よし!最後のひと息だ!

スポーーーーーン

無事、娘誕生!

分娩台からは約5分の出来事だった。


陣痛のはじまりから17時間半。
いままでの人生でたしかに一番痛かったけど、
やっと会えたわが子を見たら、そんな痛みは忘れ、
にこにこ笑顔になっちゃいました。

立ち会った夫も
わが子の産声を聞いてひと安心。
無事にうまれてきてくれてありがとう。


その後、怒涛の記念撮影と産後の処置。

30分後くらいに部屋へ移動する。





部屋に運ばれた私。
2時間は横になったままでねと
点滴とともにベッドの上。

そこにディナーが運ばれてくる。

お世話になった産院には
週2回ディナーの日があって
ちょうどこの日がディナーだったってわけ。

すんごく美味しそうなディナーが、
次から次へとやってくる。

でも、出産後1時間くらいの私は
まったく食欲がなく・・代わりに夫の胃袋へ。
ひとくちずつはいただいたんだけど残念!

でも、入院中
もう1度ディナーの日があって
その日は和食だったんだけど、
白ワインとともに美味しくいただけたので
とっても満足でした。

ごちそうさま。





ディナーを完食して夫は帰宅。

その夜(22:00頃)、
はじめての歩行ということで
看護師さんとトイレに行くことに。

ひとりトイレに入り、
なんとそこで気を失った私(汗)。

ドアの前で待っていてくれた看護師さんに
名前を呼ばれ、なんとなく意識が戻る。
その後、かなりの寒気。

実は出産時、
普通より出血量が多かった私。
貧血だったのか?
気を失った自分にびっくり。

無事に出産して安心したのと同時に
きっとドドッと疲れも出たのかもね。


その4時間後、
再度はじめての歩行を試みる。
今度は成功。

長かった1日。

おつかれ、私。


最後まで読んでくださった方も
本当におつかれさまでした!




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